漢方のセオ薬局金生町いづろ店 のご案内
- 店名
- カンポウノセオヤッキョクキンセイチョウイヅロテン
漢方のセオ薬局金生町いづろ店 - キャッチコピー
- 創業60余年 テレビとラジオでおなじみの相談専門薬局
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業態 薬局・病院 ダイエット・健康・介護 TEL 099-225-2001
ショッピング情報
南日本新聞夕刊2月14日「思うこと」[病は「気」から]
病は[気]から!
「気」という文字を使った単語は多い。勇気、元気、意気、殺気、湿気、気分、などなど。では、気とは何か。血液や水分のよどみによる変調をそれぞれ「おけつ」「水毒」ということは既に書いた。これらを動かすエネルギーを漢方では気と呼ぶのだ。血液や水分は目で見えるが、気は見ることができない。人はいざというとき、体の六十兆個の細胞にスイッチが入り、常識では考えられない力を出すことがある。俗に言う「火事場のばか力」というあれである。これは気が起こす不思議が、形として現れた一瞬であろう。昔から「病は気から」と言われる。ストレスの多い社会の中で気の問題はますます大切になってくる。男の人が何でもないのに、のどが詰まった感じがして、検査をしたがどこも悪くないと言う。ストレスである。これは気うつの病状で、「梅核気」と言う。梅の種でのどがふさがった感じがする病だ。また、看病疲れで体がだるくて仕方がない人は、気がしぼんで気力が出ない病状だ。別の例。女の人が顔がのぼせて赤みがとれない。その上、人目を気にするとますます赤くなってしまうと言う。血が頭に上った症状だ。これは気が上っているので、下げてやる必要がある。最後に一例。小学生の男の子が母親と二人で来た。男の子は目をシパシパさせて落ち着かない。一種のチック症状だ。気のよどみである。親に何か訴えたいが、言い出せない感じに取れた。同様にオネショも気のよどみである。機は目に見えないが、心と体を結ぶ大事な働きをする。自然の中から生まれた漢方薬は、この気の流れをうまく調節するのにすぐれている。自然の力の知恵である。
2006年03月04日 13:37:00